抗う方法
モンが自分達の元から旅立ち一ヵ月が経過し。
時折、途方もない虚無感に襲われながら。
トリガーが、
何なのか、
どこにあるのか。
いや、そこら中に。
突如、世界が無味無臭のモノクロの世界に一変するかのように。
いたる場面で、変なミスをするポンコツっぷりですが、
とりあえず仕事こなし、生活してます。
そんな生活中。
なんだが本も読む気になれずの気分だったので、
買ったのは二か月以上前の本を数冊読み。
今、読むべきして読んだのかな?と思えた。
映像化させたのは、観てないんですが、
面白そうと思い、まとめて買ってた本。
まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前番外地
まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん著
の、まほろ駅前三部作。
読んでみて、1.2.3巻ではなく、
まとめて一作品の上・中・下巻。
公式のキャッチコピーは、
「カムバック、しあわせ」「バツイチ男二人の、痛快で、やがて胸に熱く迫る便利屋物語」なんですが、
自分には、
根本の題材は、
生とは、死とは、と死生感の話を、
面白おかしくスピィーディーに、時にシリアスに、
描いた作品なのかな?と。
作中より一節を抜粋
「なるべく覚えているようにする。あんたが死んじゃっても。俺が死ぬまで。それじゃだめ?」
~~~~
死者とは二度と語りあえず、触れあえず、なにかをしてあげることもできない。
そんな死の残酷さに抗い、死者を単なる死者にしないための、たぶんただひとつの方法。
生きてるものが、記憶しつづけること。
~~~~
抗う方法を再確認。
三浦しをんさんの作品は好んで読んでますが、
やっぱり素晴らしい書き手です。
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